こんにちは、オヤジです。
「オヤジ、家を買う」シリーズ第2話です。前回、第1話 「【オヤジ、家を買う】住宅展示場は行くべき?価値観整理に役立つ”最初の1歩” 」では家の買い方が分からず、とりあえず住宅展示場に行ってみたお話を紹介しました。
住宅展示場で夢が膨らんだのも束の間。次にぶつかったのは「そもそもどんな家がいいか?」という夫婦の価値観のズレでした。
オヤジは戸建て育ち、カミサンはマンション育ち。
この「育った環境の違い」が、家探しのスタートラインからすれ違いを生んでいたんです。
今回は、家選びにおける“理想像の違い”とその背景を夫婦目線で振り返りながら、後悔しない家選びの第一歩を考えていきます。
家の理想を分けるのは「育った環境の違い」
住宅展示場に行ってから、オヤジとカミサンで「家を買う」ことについてよく会話しました。まずはお互いの理想の家について会話してみると、まったく逆の意見になることが多かったのです。

「マイホーム」に対するイメージがそもそも違うんですよね
① 田舎&戸建て育ち|オヤジの当たり前
オヤジは周囲が山や田んぼに囲まれた田舎で、戸建てで育ちました。
戸建てが建てられるような立地はなかなか駅からは遠かったりするものですが、それをど返ししても庭でプールやBBQ、車でサッと買い出し……。家の中でもご近所(上下階やお隣さん)に気を遣わず賑やかに遊べるのがオヤジにとって当たり前であり理想の暮らしだった。
② 都会&マンション育ち|カミサンの当たり前
一方のカミサンは、都会にほど近い場所でマンション育ちでした。
便利さ・安心感・人とのつながりが、カミサンの中では当たり前で大切な価値観になっていました。最寄り駅までは多少の距離があったものの、バスなどの交通の便は良く不自由はなかったそうです。

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夫婦でズレる「家選びのモノサシ」
すれ違いではなく“正解が違うだけ”
比べてみると、理想の暮らし像は正反対でした。
🧭 検討項目 | オヤジ(戸建て育ち) | カミサン(マンション育ち) |
---|---|---|
🏡 庭の有無 | 広い庭で水遊び・BBQしたい 虫?気にしない! | 庭=手間。虫も管理も無理… |
🚗 駐車スペース | 敷地内に2台分はマスト! 子ども乗せや荷物が楽 | 駐車場の位置は気にしない そもそも車は使わない派 |
👶 子育て環境 | 広い部屋・庭で思いっきり遊ばせたい 騒音にも気を使いたくない | 周囲とのつながりや防犯性重視 共用施設も魅力 |
🛠 管理体制 | 自分で対応OK | プロに任せて手間ゼロが理想 |
🗑 ゴミ出し事情 | 多少の不便は慣れている | 24時間ゴミ出しは譲れない! |
📍 立地・通勤 | 少し郊外でも静かな環境優先 | 通勤ラクな駅近がベスト |
話せば話すほど意見が違うことが分かりました。実際は“育ってきた常識”が違うだけ。どちらも間違っていないし、違って当たり前です。
大事なのは「違うのは当然」と気づけるか
家の理想像が違うのは、価値観が違うから。でもその価値観は、幼少期から育った環境や経験が作るもの。だから夫婦でズレるのは当然なんです。
「相手が分かってくれない」じゃなくて、「違ってて当たり前」と思えたことで、ようやく同じスタートラインに立てた気がしました。

無理に合わせる必要はないんです。お互いの価値観が違うということに気が付けば!
まとめ|モノサシは違う、なら”共通のモノサシ”を持つ
結局のところ、家選びって
「どのエリアがいいか」とか
「戸建てかマンションか」ではなく
「どんな暮らしをしたいか」をすり合わせることだったんだと思います。第一歩目として住宅展示場の営業さんと2時間トークしたことがここでも活きてきました。
オヤジもカミサンも、お互いに自分の育った環境が好きだったし、それが当たり前でした。だからこそ、お互いの理想の形も自然と違っていました。話し合いを重ねる中で、「相手が何を大事にしてきたか」を知ることが、この家探しの“スタートライン”でした。
少しずつ価値観を擦り合わせていく中で、次に出てきたのは「予算」の現実と、物件探しの中で感じた「本当に大事な条件って何?」という疑問です。お互いの理想が違う中で、共通のモノサシをどう作り上げていくか。
次回は、オヤジが「予算を見極めるため」にFPに相談した話をご紹介します。「共通のモノサシ」の作り方は、別の記事でゆっくりご紹介したいとおもいますのでお楽しみに。

では、今日はこのへんで。また寄ってって
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