こんにちは、オヤジです。
長女、ちび姉を授かった頃、今夫婦二人で住んでいるマンションでは育児は難しそうということもあり、引っ越し先を探し始めました。
最初から家を購入すると決めていたわけではありませんでした。部屋数の多い賃貸マンションを考えていましたが、家賃もそれなりにかかるため、徐々に家の購入も候補になっていきました。
が、最初の壁がありました。

そもそも、家ってどうやって買うの?
そこで、最初に起こした行動、それは、「住宅展示場に行ってみる」です。
でも、そこはオヤジ。一筋縄でただただ家を眺めに行ったわけではありません!
今回、オヤジが、人生で最も大きい買い物である『マイホーム』を買ったお話を数話に渡ってシリーズでお伝えします。おなじ境遇の方の参考に少しでもなると嬉しいです。
住宅展示場は“行かない方がいい”って本当?
【住宅展示場 行ってはいけない】このキーワードで検索すると、出るわ出るわ住宅展示場NG論。
「住宅展示場って高い家を売り込まれる」
「銀行が貸してくれそうな上限ギリギリでローンを組まされる」
「優秀な営業マンは住宅展示場にはいない」
「現実とモデルハウスとのギャップを感じる」
本当か嘘か分かりませんが、そんな声をよく見かけたりもします。たしかに、モデルハウスは大手ハウスメーカーの豪華な仕様ばかり。予算と合わない家を見てしまって感覚が麻痺するリスクもあるでしょう。
はたまた営業マンのトークに丸め込まれて意図せず契約してしまったりすることもあるかもしれません。
それでもオヤジとカミサンは、あえて行ってみることにしました。
オヤジが住宅天井に行った“本当の理由”とは?
理由はシンプルです。
「家の買い方が、わからなかったから」です。
ネットや本を読んでも、情報が多すぎて整理できない。何から決めればいいのか、何が正しいのかが見えない。だったら、まず「体感してみよう」と思ったのが、展示場に行くことに決めた理由です。
ただし、住宅展示場に行くにあたって、オヤジが心に決めていたことがあります。

何もわからないからこそ、流されず、何も決めずに帰ることだけ、は決めていました
営業さんとまさかの2時間トーク。その中身とは?
①「今日は買わない」と決めて入ったモデルハウス
展示場の中はどの家も大きく立派な家々がズラリと並んでいます。その中で、聞いたことのある大手ハウスメーカーの家に入ってみました。
対応してくれたたその大手ハウスメーカーの営業さんに、オヤジは最初、正直にこう伝えました。

すみません、初めてで何も分かりません。
何から考えればよいかもわからないけど来てみました。
その言葉を聞いた営業さんは、「大丈夫ですよ」と笑ってくれました。そこから、予想外の展開が始まります。
②”営業トーク”より“ヒアリング重視”
通常の営業なら、会社の紹介や商品プランの話をしそうなところですが、この営業さんは、オヤジたちが「自分の考えを整理」できるよう、ヒアリングしながら内容まとめてくれました。
家を買うにあたっては、なんといってもオヤジとカミサンの価値観をすり合わせることが大事です。そのため、その営業さんとは以下のような会話をしました。
そして、驚いたのが、話しながら営業さんが紙に図示しながらまとめてくれたことです。
よくあるのは、初回訪問時に「あらかじめ用意されたアンケート」に記入する形で自身の状況を営業に伝えるタイプですが、この営業さんは本当に対話をしながら真っ白の紙にオヤジとカミサンの考えを“見える化”してくれたのです。
③紙にまとめてくれた「オヤジ家の人生観整理メモ」
そんな話をしていたら、気づいたときには2時間以上経過していました。
さんざん話をした後の帰り際、そのメモはこう言われて手渡されました。

お二人の考え、メモにしたのでよかったらお持ち帰りください。
今後の参考になると思いますよ。
そこには、その2時間でランダムに会話した内容が、きれいにまとめられていました。
「マイホーム」に対してきっと、オヤジはこんな思いがありますよね、カミサンはこんな希望があるのでは。今の収入、将来の家族構成を考えると、間取りはこのくらいで、ローンを組むならこのくらいの金額が目安、などなど。
実際、そのメモはその後家を購入するための情報を整理するのにとても役立ちました。営業さんは家の宣伝より、まず僕ら自身の「頭の中」を整えてくれたんです。
住宅展示場から学んだ、家探しの“最初の一歩”
①家を買う前に「自分たちの価値観」を可視化する
この住宅展示場体験で感じたのは、いきなり物件を探す前に、自分たちの価値観を明らかにすることの大切さです。
- どんな生活をしたいのか
- 家族にとって「大事なこと」は何か
- どこにお金をかけて、どこを削るか
こういった整理をしないまま家探しを始めると、価格や立地にばかり目が行ってしまい、後で後悔しやすいと感じました。また購入した家に住むのは、オヤジとカミサンです。二人が何を重要視するかの価値観を合わせることがとても大切だと学びました。

お互いが納得できる家に住みたいですね
また、ここで学んだ「価値観の見える化」。のちに、オヤジが様々な家を見て回った際の評価を見える化した、「オヤジの住宅評価指標」を作成するきっかけにもなりました。この指標は、また別の記事でご紹介したいと思います。
②年収は“少し控えめ”で考える(MAXより確実性)
ちなみに、営業との会話の中で、オヤジは実際より100〜200万円ほど低く年収を伝えました。
理由は、「背伸びしたローンを組まない」ためです。
この時オヤジが知りたかったのは、
MAXでいくらの家が買えるのか(ローンが組めるのか)
ではなく、
今の収入で無理なく返済できる金額はいくらなのか
です。
何もわからないが故、身の丈より大きいローンを勧められるのが怖かったのです。結果的に、営業さんは「無理しないローンの金額感」を教えてくれたので、より現実的な予算の目安を見つけることができました。
③いい営業に出会えたのは“たまたま”ですがマインドは大切
正直、オヤジたちは運が良かったのかもしれません。すべての住宅展示場に、こんな親身な営業さんがいるとは限りません。

またきてね
もちろん、その後何度か営業の電話がかかってきたこともありますが、それも含めても、オヤジは”家の購入一歩目”として住宅展示場に行って良かったと思います。
ただ、「今日は何も決めない」と決めて行ったこと、そして、「身の丈を理解して」行ったこと、そのマインドが結果的に良い対話・良い成果につながったのではないかと思います。
【まとめ】家を買うには「情報」より、まず「対話」
今回の展示場体験で感じたのは、「行ってよかった」ということです。
思い込みや不安はあったけれど、行動してみたからこそ、“自分たちの考え”を掘り下げる機会になりました。
また、SNS、ネット、雑誌などの情報だけに頼らず、まずは「対話」することの重要性を実感しました。それは、住宅展示場での「営業さんとの対話」だけでなく、「オヤジとカミサンの対話」が最も重要だということです。育ってきた環境が違う二人が同じ家に住むのですから、家を買ったあとの満足度を高めるには、二人の価値観を合わせることだと、家を買った今のオヤジははっきり言い切れます。

色々見て決めたこの家どう?

とっても満足してます
『オヤジ、家を買う』シリーズの第1話いかがだったでしょうか。次回、第2話はオヤジとカミサンが、戸建てとマンションで揺れ動いた話です。

では、今日はこのへんで。また寄ってって
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