こんにちは、オヤジです。
「言葉を覚え始めた子に、どう声をかけたらいいのか分からない」
「“ダメ!”ばかり言ってしまって、自己嫌悪に…」
「“伝えたいこと”がうまく伝わっていない気がする」
そんなふうに感じたこと、ありませんか?
特に言葉を覚えはじめる1歳〜3歳の時期は、子どもの心と行動に親の「声かけ」が強く影響するゴールデンタイムと言われています。
このタイミングで、ちょっとした声かけの工夫をするだけで、親子の関係性や日々のストレスが大きく変わってきます。
でも実際は、
- ついつい怒り口調になってしまう
- 子どもが怒られたことで泣いてしまいさらにストレス
- 怒ってしまったこと自体に親も反省してしまう
すべてが手探りで思い通りにいかない。オヤジ家も、まさにそうでした。
そんな中でたどり着いたのが、家庭でできる「コール&レスポンス育児」。いわば、“親が言ったら、子どもが返してくれる”声かけの工夫です。
この記事では、どのご家庭でもすぐに実践できる魔法のようなコトバの仕掛けをご紹介します。
この記事はこんな方々におススメです!
なぜ「声かけ」は育児にとって重要なのか?
親の言葉が、子どもの行動と心をつくる
育児において、子どもへの「声かけ」は“環境づくり”の一部。親の言葉が子どもの情緒・行動に与える影響は大きく、心理学的にもその効果が示されています。
親の口グセがそのまま子どもの言葉になり、やがてその子の「人との関わり方」そのものになるからです。
よく育児雑誌やSNSなどでは、「肯定形の言葉」を選ぶことが大切だと言われているのをよく見かけます。

「静かにしなさい」ではなく「アリさんの声で話そうね」などですよね
肯定形以外にも声かけに重要なポイント
もちろん、「否定形→肯定形」への言い換えは効果的ですが、それ以外にも重要と言われている声かけの方法があります。
参考:ベビーパーク
子供への肯定的な声かけの効果|具体的な声かけの一覧を紹介 より
1. 目を見て笑顔で伝える
2. 感情だけが伝わるのはよくない
3. 過程を認めることを忘れない
4. 褒めるときは具体的に
5.「ありがとう」を伝える
もちろん、これらのことは意識はしているものの、ついつい忘れてしまいがちです。
オヤジ家では、「このときはこう返す」という“型”をセットで一緒に提示する声かけを実践してみました。これが、のちにオヤジが名付けた「コール&レスポンス育児」につながっていきます。

これが意外と使えます!
オヤジ家が実践中!コール&レスポンス育児とは?
肯定形の声かけが良いとされていたので最初の方は実践していました。
しかし、子どもに「どう行動してほしいの」「どういう反応してほしいのか」まで明示しないと、なかなか伝わらないことも多いということに気づきました。

子どもは大人の真似をするのが得意なので、親が行動で示すのが一番伝わるんですね
きっかけはカミサンの声かけ
ちび姉が1歳半頃だったと思います。
カミサンがおもちゃを「どうぞ」したときに、ちび姉も「どーじょー」と真似をしていました。
最初はそれがかわいくてずっと遊んでいたカミサンが、どうしても「ありがとう」を教えたかったのか、このような声のかけ方をしていました。

どうぞ!ありがとう!
それを聞くうちに、ちび姉もカミサンの真似をして、

あーとぉー(ありがとう)
と言い始めました。
その後しばらくすると、「どうぞ」をしてもらったら、「ありがとう」と言うんだということを知り、自然と「ありがとう」が言えるようになりました!
「声かけ+反応の言葉」組み合わせ仕方に工夫
「どうぞ」と言えば「ありがとう」。
大人の真似をしたい盛りの子どもにとって、「決まったペアの言葉」は習得しやすく自然と日常会話に組み込まれていきます。

ここでオヤジのひと工夫
「反応の言葉」をありきたりな「返しの言葉」ではなく少しアレンジを加えてみました。
その結果、普段の生活が格段に楽しくなり、子どももいろいろな言葉を覚えるきっかけになり、生活が180度変わりました。
【実例①:ごはん編】「また作ってね!」で家庭があたたかくなる
我が家で最初に開発されて、最も家庭幸福度が高まる言葉が「また作ってね」という言葉です。
きっかけは、カミサンのモヤモヤ
ちび姉の離乳食期、SNSでは「映える離乳食」「バランス満点のごはん」「かわいいキャラ食」が溢れています。
でも現実は数種類のレパートリーのローテーションになりがちでした。
「もっといろいろ作ってあげたいけど、体力的にムリ…」というカミサンのちょっとした後ろめたい感情がきっかけでした。

カミサン本人が嘆いていたわけではないですが今だけのこの期間をもっとプラスに過ごしてほしかった
オヤジの声かけ「おいしいね!」「また作ってね!」の誕生
そこでオヤジが言い始めたのが、

ごはんおいしいね!おいしい時はまた作ってね、だね!
カミサンが手間をかけて離乳食を作ってくれて、ちび姉もパクパクおいしそうに食べている。
みんなハッピーなはずなのに意思疎通が取れていないことでどこか「しんどい食事」が、少しでも良くなればと思い、オヤジがカミサンに伝えたい思いをちび姉に託したのかもしれません。
今ではオヤジが「今日もご飯おいしかったね」と聞くと、カミサンに向かって「また作ってね!」と返してくれるようになりました。
これは、料理を作った人にとって最高のご褒美の言葉です。
広がる使い道!オヤジ・じぃじ・ばぁば・本人にも拡散
保育園にも通うようになり会話も得意になってきたちび姉。いまでは、この「また作ってね」がいろいろな場面で登場するようになりました。

ちび姉が手伝ってくれたからおいしいね、また作ってね!

うれしい!
いろんな場面で家族全員に喜ばれる魔法の言葉になりました。
まとめ:声かけに“返事”を仕込むと、子どもの行動が変わる
育児の声かけを「ただの注意・指示」で終わらせず、「返す言葉(レスポンス)」を一緒に伝えることで、子どもにとっての行動指針になることを身をもって体験しました。
また、そのレスポンスに、家族がクスっと笑えたり言われて嬉しい言葉を仕込むことで、遊び感覚で自然と育児がラクになったりもします。
オヤジ家では、この「また作ってね」以外にもいろいろひと工夫したレスポンスをちび姉には伝えていて、その後の自立的な行動にもつながっています。
今後、第2弾、第3弾の記事でご紹介したいと思いますので、ぜひお楽しみにしてください。

では、今日はこのへんで。また寄ってって
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