こんにちは、オヤジです。
家計管理や節約、資産形成を行っていく上で、最初に気にするべきは固定費ではないでしょうか。

オヤジ家の場合、住宅も購入し車も所有しています。そのため、住居ローンや固定資産税、自動車税といった項目が、支出全体に対して大きな割合を占めているのが事実です。
一方で、戸建てに引っ越しして以降、水道光熱費が高くなっているような気がしていました。

小さい子どもがいると暑い夏はエアコンが欠かせないですよね
「4人家族で戸建てに住んでいるけど、光熱費ってうちは高いのかな?平均より多いのかな?」
そんな疑問が湧いてきましたので、今回集計してみました。
本記事では、オヤジ家(40代共働き・小さい子ども2人を含む4人家族・戸建て暮らし)の水道光熱費を可視化し、全国平均と比較して本当に高いのかどうかを検証します。
結論から言うと、オヤジ家の水道光熱費は季節によって大きく変動する傾向がありました。
この記事はこんな方におすすめです。
水道光熱費の月次推移を集計してみた
家計の中でも水道光熱費は毎月必ず出ていく固定費です。
また近年の気候変動でエアコンの利用を我慢することはとても難しくなってきました。
そこに小さい子どもがいるとなかなか「節約」することが難しいのが現実ではないでしょうか。
特に戸建ての場合、電気・ガス・水道の基本料金に加え、家の広さや、住宅の気密性能や断熱性能に大きく左右されます。

心なしかマンションの時より戸建てに引っ越して高くなった気がします
というわけで、まずは月別の推移を集計してみます。

コツコツと積み上げてきた水道光熱費の支出データを、これまで同様Google Looker Studioに連動させて集計してみます。
なお、Google Looker Studioを使った資産推移の可視化を紹介したこちらの記事も合わせてご覧ください。
戸建て4人家族の水道光熱費の月次推移(2023年1月~2025年8月分の平均データ)のグラフから読み取れる傾向は以下の通りです。
- 電気代は冬場の暖房にかかる費用が大きい
- 水道料金は偶数月に2か月分まとめて集金されるが電気代ほどの季節性はない
- ガスはお湯を使う冬場の費用が大きい
水道光熱費項目別で確認する(年別集計)
つづいて、オヤジ家の電気代・ガス代・水道代を年別で月次推移を可視化してみます。
電気代

安く抑えられた月では5000円を下回る月もありましたが、直近では1万円前後かかっています。
そして、冬場は2万円を超えることもあり、水道光熱費の中でもとても大きな割合を占めています。
冷暖房や家電使用に左右されるため、年間で最も変動幅が大きい項目です。我が家ではリビングでの暖房の他に、お風呂場や寝室にはデロンギのヒーターを稼働させることが多いので、これが電気代高額化に直結しているのだと思います。
デロンギヒーターは温まるのが早く、乾燥しづらくて、火を使わない分子どもにも安全、という点で非常に重宝しています
また、普段はベランダで洗濯物を干していますが、日照時間の短い冬場は浴室乾燥を使うことも多くなるので、この結果にはある程度納得感はあります。

このくらいは費用かかっても仕方ないのかな
ガス代

こちらも給湯を使う冬場にピークを迎えています。
金額が高い期間が12月から5月くらいまでで、電気代のピーク期間よりも長くなっていることが分かりました。
夏場はちび姉、ちび助がお風呂でお湯につかるのを嫌がります。6月後半くらいからオヤジ家ではお風呂にお湯は張らずシャワーで済ますことが多くなるので、この傾向になっています。
また、冬場では食器を洗う時や洗顔、歯磨き等々、日頃の水を使うシーンですべてお湯に切り替えているのも影響していると思います。

マンションで2人暮らししていたころは3000円くらいだったので、2倍近くかかっていますね
水道代

最後に水道代です。
オヤジ住んでいる地域では2か月に1回、偶数月に2か月分まとめて集金される仕様です。
比較的安定していますが増加傾向にあります。水道の使用量が増えたのか、単価が上がったのか確認はできていませんが、4人家族で2か月で1万円(=5000円/月)の出費もなかなか負担としては大きく感じます。
水道光熱費全国平均との比較(総務省データ)
では、オヤジ家の電気・水道・ガス代は高額なのか?
政府統計の総合窓口(e-Stat)で2025年7月のデータを見てみます。
参考:e-Stat 政府統計の総合窓口 より引用
政府統計の総合窓口(e-Stat)は、各府省情報化統括責任者(CIO)連絡会議で決定された「統計調査等業務の業務・システム最適化計画」に基づき、日本の政府統計関係情報のワンストップサービスを実現するため2008年から本運用を開始した政府統計のポータルサイトです。
参考:e-State 家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 2025年7月分 参照
2025年7月のデータ(2025年9月5日公開)によると以下の通りです。なお、「他の光熱」には灯油などが入るそうで、オヤジ家では灯油は使っていないので除外して計算します。
一方、オヤジ家の2025年7月の実績は以下の通りです。なお、先述の通り水道代は2ヶ月まとめて集金のため、8月の集金額11,602円の半額(5,801円)で計算します。

意外にも平均どおりでした
数字をグラフ化して平均と比較して分かったこと
水道光熱費の支出データを今回グラフに可視化して、全国平均と比較して分かったことは以下の通りです。
- 光熱費は季節性で大きく変動するため、一概に「高い・安い」とは言えない
- 高いと感じてはいたが、意外と平均と同等だった
今回は、2025年7月の実績で比較してみましたが、オヤジ家の支出ピークは1月と2月なのでその時期のデータや、年間を通した合計金額などを引き続き比較してみたいと思います。
また、当然ながら「固定費の削減だけ」を考えると、住宅費の見直しや車の維持費などが最も効果があると思います。
ですが、念願のマイホームを購入し家族と過ごす楽しい時間や、車で出かける家族旅行など、お金で買えないものを得るための割り切りの部分でもあるので、バランスがとても大事だと感じます。
あなたの家庭の水道光熱費は高いのか?
今回は、4人家族・戸建て住まいのオヤジ家の光熱費公開し全国平均と比較しました。
結論としては、高いと感じていた戸建て4人家族の光熱費は、全国平均でした(特定月のみの比較結果)が、もっといろいろな切り口で比較していくと、面白い結果がでそうなので、引き続き分析してみたいと思います。
同じような家族構成の方で、マンション住まいの方や、もう少しお子さんが大きくなったご家庭、オヤジと全く同じ条件の方などなど、みなさまの家庭の水道光熱費、どの程度かかっているのかぜひ教えていただけると嬉しいです。

では、今日はこのへんで。また寄ってって
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