こんにちは、オヤジです。
「オヤジ、家を買う」シリーズもついに第9話、完結編です。
前回、第8話【オヤジ、家を買う】仲介手数料は交渉できる?高額な諸経費の値下げ交渉した話では、物件の費用以外に諸経費が必要であることを知ったオヤジが、少しでも費用を下げるべく、営業さんと交渉に挑んだお話をしました。
これまで、「オヤジ、家を買う」シリーズでは、内見、探索、比較、決定、交渉…と、さまざまなプロセスを経験してきたことをシリーズで紹介してきました。
いよいよ今回の第9話完結編では、オヤジ家が選んだ新築の建売戸建てに実際に住んで数年が経過した現在をご紹介したいと思います。
果たして、あのときの選択は「正解」だったのか? 家族で暮らしながら感じたリアルな気づき、そして読者の皆さんへのメッセージを、ここでまとめておきたいと思います。
この記事は、こんな方々におススメです。
【結論】決断した物件は本当に正しかったのか
まず結論から言うと、我が家は「今の家を買って大満足」しています。
もちろん、“完璧”な家ではありません。戸建てならではの手間もあるし、費用もかかります。でも、
- 自分たちの価値観で選んだ
- 十分な検討と比較をした
- 家族の暮らしにフィットした
この3つをクリアしていたからこそ、大きな後悔はありません。
実際に住んでみて気づいた「よかった点」と「大変だった点」は、すべてこの4項目に分類してご紹介します。

① 期待通りで満足(予想通りに快適)
住み始めて「これこれ、こういう暮らしがしたかった!」と思える瞬間があると、本当に安心します。まずは、「予想通りで心から満足できたポイント」をご紹介します。
(1) 上下左右の”お隣さん”に気を遣わなくていい戸建ての安心感
なんといっても、マンションと戸建てでの大きな差が騒音問題だと思います。
ちび姉とちび助が夜通しで泣き続けていた頃や、少し大きくなって家中を走り回ったりソファーからジャンプしてみたり。そういった騒音に対して、上下左右の”お隣さん”に気を使うことなく過ごせることは大きな安心感があり、大満足です。
育児に加えて周囲への気疲れもあると負担は倍増すると思うので、これはオヤジとカミサン二人とも救われたと思います。

夜泣きの時に「このまま泣かしておく選択肢」があるのってとても気が楽になります
(2) 庭と駐車場が目の前の快適さ
買い物やお出掛け時の車から荷物の出し入れのしやすさや、子どもたちが車で寝てしまったときにすぐにリビングに入れられるのがとても便利です。
また、庭でプールをしたり、テーブルや椅子を並べてプチピクニックをしてみたり。
徒歩ゼロ秒の庭&駐車場は一度味わうと後戻りできない快適さです。
② 嬉しい誤算(予想以上に快適)
続いて、住み始めてから新たに実感した「予想以上に良かった点」です。
もともとはそれほど期待していなかったり、気づいていなかった良さ。実際に暮らしてみると「思っていた以上に快適だった!」という“嬉しい誤算”も少なくありません。
(1) ご近所トラブルがゼロだった
20軒程度が並ぶ「分譲建売」の場合、「新しくその地域に住む方々の寄せ集め」というイメージがありました。
その地域の暮らしに根付いていない方々の集まりなので、「どんな人たちが新しく移ってくるのかな」という漠然とした不安が正直ありました。
実際住み始めてみると―
オヤジ一家と同じように、赤ちゃんや小学生未満の子どもがいるファミリー層でその地域の物件はすべて埋まりました。
今ではトラブルどころか、近隣の子どもと同じ保育園に通って仲良くなったり、家の前で遊んでいたら声をかけてもらったりと、とても良いご近所付き合いができています。

お友達できた!
(2) カミサンの「不満なし」発言
住み始めて数年経過したある日、カミサンに「この家を選んでどうだったか」を何気ない会話の中で聞いてみました。

何も不満はないし大満足しています!
オヤジとしてこれは本当に嬉しい誤算でした!
今までマンション育ちだったカミサンにとって、戸建てでの暮らしは大きく生活環境が変わるので少し心配していました。
一緒に周辺探索して、評価シートを使って納得して選んだからこそカミサンも満足してくれて、オヤジも嬉しい一言でした。

価値観の違う二人を紹介した記事もご覧ください!
③ 想定内だけど大変(覚悟していた手間)
続いて「覚悟はしていたけど、やっぱり大変だった点」を振り返ってみます。
住宅を購入するということで、今までの賃貸と比較すると「大変になるだろうな」ともともと想定していた部分もあります。また、マンションではなく戸建てを選んだことによる手間についても、感じたことを率直にお伝えします。
(1) ゴミ出しルールやカラス対策
戸建てに引っ越してまず大変だと感じたのが、地域のゴミ出しルールです。
どうしても道路沿いへのゴミ出しはカラスの標的になってしまいますよね。地域の住民みんなで高い意識で協力する必要があります。
ある程度覚悟はしていたものの、やはりしっかり隔離されたゴミ捨て場が確保されていて、24時間ゴミ出し可能なマンションと比較すると多少の不便さは感じます。
(2) 設備トラブルやメンテナンスはすべて自分
当たり前ですが、何が起きてもすべて自分で対応する必要があります。以下はオヤジが数年住んだ中で発生したトラブルです。
今後は定期的なシロアリ対策や壁の塗装など、実施時期の判断、業者の手配、費用負担までを自分で管理しながら対応していく予定です。

大変だけど嫌いじゃないので楽しみながらやってます!
④ 意外な落とし穴(ノーマークの苦労)
さいごは、「想定外だった点」です。
この項目が所謂「マイナスのギャップ」なので、できる限り少なく軽い内容であることが望ましいですね。
(1) 固定資産税が高い
住宅購入には必ずついて回る固定資産税。
存在自体はもちろん知っていましたが、具体的な金額までは把握できていませんでした。
初年度に振込用紙が届いてまずその金額に驚きます。そして、数年経つと軽減税もなくなってさらに金額が上がります。
具体的な金額をお伝えすることは控えますが、年間の出費予算として、固定資産税はしっかり組み込んでおくことを強くおすすめします。

年間でそこそこの額になるので結構つらいです
(2) ご近所の「庭」トラブル
ご近所さんは、みんなフランクで良い人ばかりです。
ただ、その方々が我が家のように定期的にお庭のメンテナンスをするとは限りません。オヤジの家の敷地内はある程度整備できていますが、お隣さんの庭は草が伸び放題だったりします。
それ自体は大きな問題ではありませんが…
といったこともあり、どのように伝えていこうか今まさに悩んでいるところです。

みんな良い人なのでケンカはしたくないんです
【まとめ】後悔しない家選びのために
全9話にわたってお伝えしてきた、「オヤジ、家を買う」シリーズいかがだったでしょうか。
このシリーズを通じて伝えたかったオヤジの考え、それは、
誰かの正解じゃなく、自分たちの納得を大切にしてほしい
家選びに迷っている方にとって、少しでも参考になれば幸いです!

では、今日はこのへんで。また寄ってって
「オヤジ、家を買う」シリーズはこちら
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