こんにちは、オヤジです。
今回は、現代におけるインデックス投資の最適解とされている、S&P500と全世界株式(通称:オルカン)について、オヤジはどちらを選んだのか。オヤジなりの選んだ理由と合わせてご紹介します。
資産形成の第一歩|どの投資信託を買うか?
証券口座を開いて、いざ、株式投資を始めようと決めたとき、オヤジが最初に悩んだのがこれでした。

結局、どの投資信託を選べばいいの?
NISAも含めて人気のインデックス投信は、だいたいこの2つに集中しています。
- S&P500(アメリカの代表企業500社に投資)
- 全世界株式:通称オルカン(世界中に分散投資)
どっちも人気。どっちも間違いじゃありません。
結論、オヤジは、「S&P500」に連動するインデックスファンドに決めました!
どちらを選んでも正解で失敗はありません。
その中で、敢えて選ぶとしたらどう考えるか、なぜオヤジは「S&P500」を選んだのか、まずはそれぞれのインデックスの商品を比較してみます。
【初心者向け】S&P500 vs オルカン 〜オヤジ流比較表〜
まずは、証券会社が公表している情報をもとに、オヤジなりに初心者向けにわかりやすい言葉で整理しました。以下、“ざっくりイメージ”の比較表をご覧ください。
🔍 比較軸 | 🇺🇸 S&P500(米国株式) | 🌏 オルカン(全世界株式) |
---|---|---|
🎯 ざっくり一言 | 米国一点集中! ガチで攻めるアメリカ推し投資! | 地球まるごと応援! 安心の世界分散型投資! |
🏢 構成国・企業数 | アメリカのみ、主要500社 | 約50か国、2,700社 (日本・米国・新興国 含む) |
📈 リターン実績 (楽天証券 R6.3末実績 引用) | +34.5%(1年) +21.5%(3年年率) +18.7%(設定来年率) | +26.1%(1年) +14.4%(3年年率) +11.4%(設定来年率) |
📉 値動きの大きさ | オルカンと比較してやや大きめ。米国一本勝負なので山あり谷あり。 とはいえ、500社分散なので安心。 | なだらか。 分散してるぶんS&P500と比較するとやや小さいか。 |
💱 為替の影響 | ドル円の影響大(米国オンリー) | ドル・ユーロ・円など複数通貨に分散 |
🤝 応援してるものイメージ | アメリカ経済、テック、イノベーション成長を信じる! | 地球・人類・世界の経済成長を信じる投資! |
🐨 オヤジの感想 | オルカンも6割がアメリカ。アメリカがコケたときは、世界がコケるはず。であれば、リターンを見ても、S&P500だ! | 初心者にはコレで間違いなし! アメリカ1択への疑問がある方もコレ! |
引用:楽天証券
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 投資信託 | 楽天証券
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 投資信託 | 楽天証券
いかがでしょうか。S&P500とオルカン、それぞれの特徴を少しはイメージできたでしょうか。
では、どちらの商品を選ぶか考えていきます。
S&P500とオルカンの選び方:3つの判断軸
オヤジが考えたのは、次の3つの軸でした。

どっちでもOKの時どちらを選ぶか、軸となる考え方があるといいよね
軸① 投資の目的は?
インデックス投資を始めるとき、「そもそも何のために投資するのか?」を最初に考えました。目的は人によっていろいろあります。
この目的を考えることが、今後の投資方針がブレず、暴落時に焦って望まない売却をしてしまわない、などにもつながります。また、この目的を達成する時期がいつなのか、と順序立てて考えることで商品選びの理由付けになります。
では、オヤジの目的はというと―

老後資金!将来的に子供ができたときの大学資金など養育費!です
だからこそ、中長期でしっかりリターンが狙える商品を選びたかった。
多少の上下はあっても、20年続ければ成果が見えてくる投資先を探しました。
軸② 投資期間(時間軸)は?
まずは、目的が決まりました。
では、その目的を達成する時期がいつなのか、つまり「投資期間=いつまで積み立てて、いつ取り崩すのか?」を考えました。

勝ち筋で見えた15年は最低ライン。その後どのくらい期間があるかをさらに考えます
オヤジがNISAで積み立て始めた時期が30代後半、老後を迎える60歳まではおよそ20年です。
軸③ アメリカ経済をどこまで信じる?
S&P500にするか、オルカンにするか。結局は、アメリカ経済をどこまで信じるか。これを考えるため、頭を整理するために①②の軸をまず考えました。
最後に、アメリカ経済をどこまで信じるかを考えましょう。
まずは、投資の神様「ウォーレン・バフェット」の遺言書を紹介します。彼は妻への遺言書の中で「個人の財産の90%をS&P500に投資するように」と伝えています。
参考:moomoo証券
バフェットの不朽の信念:S&P 500指数が投資のトップチョイスとなる理由 より「ほとんどの人にとって一番いいのは、S&P 500インデックスファンドを所有することだと思います。」
「人々は株選びのアドバイスを買うのに多額のお金を費やしますが、彼らはそれを必要としません。アメリカに賭けて、何十年もポジションを維持すれば、国債を買うよりもリターンははるかに良くなり、株選びのアドバイスに従う人よりもはるかに良いリターンを得ることができます。」
一方で、世界経済の動向は誰にもわかりません。10年、20年後はもちろん、30年後となると現在と全く違う世界経済になっていると考える方が普通だと思います。
- 日経平均は15,265円(1995年6月23日時点)
- スマートフォンが出始めたのが2007年頃(初代iPhone発表:2007年1月)
- AIの台頭はここ数年
世界経済が今後どうなっているかは誰にもわからないため、アメリカが今後も世界を牽引するという考え方に不安があるという方は、S&P500ではなく全世界(オルカン)に投資することを考えてみても良いと思います。

オヤジも預言者ではございませんので、将来のことは分かりません
【結論】オヤジ”家”はS&P500とオルカンの二刀流
“オヤジ”はS&P500一本!
本記事の冒頭、「オヤジはS&P500を選んだ」とお伝えしました。これは事実です。
株価が上下しながらも、現段階のアメリカ経済が15年、20年程度は続くのかなと思っています。暴落が起きたとしても、20年程度であれば最終的にはプラスになっていると考えています。
結論、「オヤジ」と「カミサン」は、S&P500に連動するインデックスファンドを毎月積立することに決めました。

オヤジと同じく老後資金目的で期間は20年後なので「S&P500」を選びました
ちび姉のジュニアNISAはオルカン
一方で、ちび姉のジュニアNISAでは全世界株(オルカン)を選択しています。そのため『オヤジ家』としては、「S&P500」と「オルカン」の二刀流となりました。

ちび姉が生まれた当時、旧NISA制度の中で「ジュニアNISA」があったので、オヤジ家も活用しました
引用:SBI証券 一般NISA・つみたてNISAとの違い より
※注意 ジュニアNISAは2023年に制度廃止されています。
理由はシンプル。
ジュニアNISAは、ちび姉の30年後の結婚資金、もっというと60年後の老後資金を想定しています。30年については、世界経済のゲームチェンジ(=アメリカ経済の衰退や、他国の超成長)が起きている可能性も大いにあると考えます。
つまり、投資の目的・期間・使う人に応じて選ぶ商品を変えても良いかなと思います。
【オヤジの考え】投資期間を長期と超長期分ける
15~20年の長期はS&P500!30年以上の”超”長期はオルカン!
オヤジは、15~20年を『長期』、30年以上を『”超”長期』と分けて考えてます。15年程度であればアメリカ経済、30年超えると全世界経済、といった考え方もアリではないですか?
まとめ|「どっちが正解?」より「どっちなら続けられる?」
株式投資で商品選ぶときに大事なのは、「どっちが上がるか?」ではなく「どれなら自分が続けられるか?」で考えることだと思います。

「正解」を選ぶより「納得解」を選びたいな
初心者ながらオヤジがどう考えたかをご紹介させていただきました。みんな考え方が違うので、選ぶ商品も違います。オヤジが迷ったのと同じように、初心者の方の考えるひとつのヒントになると嬉しいです。
このブログは、オヤジの実体験と考えに基づいて書いています。投資の判断はくれぐれもご自身でじっくりと。大切なお金だからこそ、「自分で選ぶ力」を育てていきましょう!
次回、S&P500に投資を始めたオヤジがいきなりの含み損!?投資の洗礼を受けたお話をご紹介したいと思います。お楽しみに。

では、今日はこのへんで。また寄ってって
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